主に測量を行う際に使われる用語で、水平面の高さの度合いのことを「レベル」といいます。その測量につかう水準器という測量機械のことを「レベル」と呼ぶ場合もあります。現場で基準の高さを決めて水平線を出す作業は「レベル出し」と呼ばれます。
解体工事では、解体後の土地を整地する際にレベル出しを行うのが一般的です。レベルを決めてから地面の高さを均一に整地することで、高値で売れる傾向があります。
また、アスベストのレベルというものがあり、レベル1=発じん性が著しく高い(吹付け石綿)、レベル2=発じん性が高い(石綿を含有する断熱材・保温材・耐火被覆材)、レベル3=発じん性は比較的低い(石綿含有成形板など)という3つのレベルに分類されています。レベル1,2の作業を行う場合は事前に行政への届け出が必要になるなど、細かく法規制がされています。解体工事でアスベスト除去工事を行う際は、どのレベルの作業かによってもかかる費用が異なるので注意が必要です。