盛土などをした際に生じた、斜めになっている法面(のりめん)のことを「土羽」といいます。土羽の表面は崩れないように土を入念に打ち固めて芝などで仕上げる場合が多く、主に土木工事の際によく使用される用語になります。
盛土でできた地面段差を垂直な擁壁ではなく斜めの法面にて処理する工法は、公園など広い敷地の整備で使用されています。
また、土羽の斜め勾配は地すべり防止のための法令で角度や強度計算の指針が定められています。解体工事で土地の整地などを行う際に土羽を整形する場合は、適切な勾配で地面をよく固め、崩壊しないよう配慮することが必要です。