工事の見積もり書に使われる言葉で、発注者が支払う工事費の総額のことを「グロス金額」といいます。

グロス金額は「NET金額」と一緒に使われることの多い用語で、NET金額＝工事原価、グロス金額＝NET金額(工事原価)+諸経費+消費税として総額を表します。

家具などの商品の場合は商品の定価をグロス金額と表し、そこから値引きを行なった金額をNET金額というケースもあります。しかし解体工事には定価というものがないため、グロス金額は工事費の総額を表しています。

ただし、「NET金額」と「グロス金額」は厳密な定義のない用語で、工事業者によって解釈が違う可能性があるので注意が必要です。解体工事の見積もり書にグロス金額と記載されている場合は、工事業者に意味を確認する必要があります。

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