長押とは、和室の壁に用いられる構造材です。柱と柱をつないで部屋の内壁全体に内張りし、構造を補強します。類似した構造に、和室のふすまや障子などの上枠として取り付けられる横木、鴨居があります。

長押も鴨居も同じく柱間に取り付けますが、構造は長押が上部、鴨居が下部になります。

現代の住宅では構造を補強する意味合いは少なくなり、柱と柱以外でも長押を取り付けることがあります。長押は後付も可能なため、壁に洋服などをかけるインテリアとして使われることもあります。