塗装などの表面処理を行う前に素地の汚れやサビを落とす作業のことを「ケレン」と呼びます。英語のクリーンが訛ってケレンとなったと言われています。
ケレンには汚れの除去の他、素地に微細な傷をつけて塗装の密着力を高める効果があります。ケレンは行う対象の劣化具合で、スクレイパーやヤスリ、ディスクサンダーなどを使い分けて行います。
また、使用する工具と素地の状態で4種ケレンから1種ケレンに分けられます。4種は比較的状態が良い場合、1種に近づくほど状態が悪い素地への施工となります。種別で面積あたりの施工金額が大きく変わりますが、ケレンが不十分な場合は塗装が剥がれてくることがあるため、注意が必要です。