建物の壁や屋根などに作る開口部分のことを「開口部」と呼びます。開口とも呼ばれ、窓やドアなどが開口部にあたります。開口部は光や風を取り入れることができる構造になっていて、人が通行できるように作られます。
開口部は、居住性や断熱性を考える上でも建物に必要不可欠な機能です。しかし開口部は外部からの影響を最も受けやすいため、雨漏りなどが起きないようにメンテナンスが重要です。
また、開口部の数や大きさは建物の強度に直結するため、構造上の考慮が必要な部分です。
解体工事では、解体する建物に天窓などの開口部がある場合の落下転落事故に注意が必要です。工事や解体現場では、建物の点検口やマンホール、足場に作った荷上げ用の開口も同様に開口部と呼びます。