鋼矢板とは斜面などの崩落を防止する目的で使われる山留壁の一つで、U形やH形など多種多様な種類があります。
U形はさらに細分化されており、2〜3型・4〜5型のほか、幅が広い2〜4型に分けられています。厚みは1枚あたり40cm〜90cm程度で、何枚も使用するのが一般的です。
鋼矢板は土砂の流出や崩落の防止が目的ですが、鋼矢板を用いた現場を解体する場合は引き抜いた後の処置方法を慎重に検討しなくてはいけません。処置しないまま解体工事を進めると地中に空洞が生じ、地盤や周辺の建築物に影響が及ぶおそれがあります。