解体工事後の「引渡し」は、予定されていた工事・作業が完了後に施主の了承を持って行われます。この時点で解体業者は解体工事の義務が完了し、一連の契約も終了となります。
引き渡しの方法は建築物や構造物によって異なりますが、一戸建てなどの建築物の場合は更地で引き渡されることが多いようです。一方、内装解体や原状回復工事などの場合は個々のケースで引渡し時の状態・条件が異なります。
内装解体やスケルトン解体などの場合の最終的な決定権はオーナーにあります。そのため、テナント側が問題ないと判断してもオーナーが了承しない限りは引渡しが行われません。
もしオーナーが了承しなかった時は、何が問題なのか話し合うことが求められます。 建築物を解体した時は施主立ち会いのもと引渡しを行うのが一般的ですが、遠方で立ち会うのが難しい場合は解体業者から送付される写真などでチェックすることもあります。
引渡しが完了しないと以後も家賃が発生する場合があります。後々のトラブルを防止するのであれば、現地で立ち会った上で引渡しを完了することが重要です。