建物の敷地全体面積に対する延床面積の割合を「容積率」といいます。延床面積を敷地面積で割った計算式で、パーセンテージ(%)にて表します。
良好な住環境を保つため、容積率の限度は都市計画法によって決められています。下水などのインフラ設備の容量を超えないように、土地に対する人口の調整が行われているためです。
容積率の数値は用途地域というエリア分けによって細かく異なり、50%から1300%までさまざまです。その数値は各自治体の窓口で確認できます。
容積率算定の際には、駐車場や防災用備蓄倉庫等が延床面積から除外されるなど細かい規定が定められています。また、一定規模以上の空地を確保した場合には容積率制限の緩和規定もあるため、実際に容積率算定を行う際は専門家に相談することが望ましいでしょう。