建築用語の「打ち放し」とはコンクリートを打ったあとに塗装やタイル張りを行わず、型枠を外したそのままの状態で完成するコンクリート打ち放しのことを指します。
柱や壁、床などに使われる現場打ちコンクリートで作られたものを打ち放しと呼び、プレキャストコンクリートで作られたものは打ち放しと呼びません。
打ち放しで完成をさせた場合はタイルなどの保護材がないため、風雨やカビなどによる経年劣化が早くなります。そのため、近年では表面に撥水剤を塗ることが主流です。
また、打ち放しは表面の変化が顕著に現れるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。