打ち継ぎとは、すでに固まったコンクリートに接して新しいコンクリートを打つ工法です。コンクリートを打つ際、構造上一度に施工できない場所や1階部分と2階部分の境目などが打ち継ぎになります。
打ち継ぎには縦方向の水平打ち継ぎと横方向の鉛直打ち継ぎがあります。打ち継ぎをした部分はコンクリート同士がつながらないため、鉄筋のみでつながる構造となります。できた隙間は防水のため目地棒を入れ、コーキング剤で埋めます。
打ち継ぎとなる部分は強度が下がるため、気密性が必要な場所やスラブや梁には使われません。意図せずコンクリートの継ぎ目が発生することをコールドジョイントと呼びますが、コールドジョイントが発生した場合は施工不良が疑われます。