B工事とは数種類ある工事区分のうちの一つで、テナント側から工事の要望があった際に建築物のオーナーが発注を行う工事を指します。
B工事では工事費用をテナントが負担する一方、施工業者の選定はオーナーが行います。このため、テナント側は施工業者を選ぶことができません。
また、B工事はテナントが入居または退去する際に実施されます。B工事に該当するのは、主に防災設備や給排水設備に関わるものや分電盤、エアコン・ダクトなど空調設備の工事です。なお、B工事は入居するテナントだけでなく、建築物全体に影響が及びます。
テナントが退去する際は原状回復が必要ですが、B工事に該当する部分は費用をテナントが負担してオーナーが施工業者を選びます。