地盤調査とは、その土地の地盤が建物などの構造物を支えられるか、重みに耐えられるかを調べる調査です。
主に建築物を新築する前や解体工事の前後に行われます。地盤調査の結果、地盤が構造物の重みに耐えられない・支えきれないと判断された時は地盤改良が必要です。
地盤調査の方法はさまざまありますが、一戸建てを建築する際はスウェーデン式サウンディング試験(SS試験)と呼ばれる方法で調査を行うのが一般的です。SS試験は地盤に鉄の棒を垂直に差し込み、鉄の棒の沈み具合から地耐力を判断します。
一方、マンションやビルのような大規模建築物の場合は、岩盤の一部を直接くり抜くボーリング調査を実施することもあります。なお、精度を高めたい場合は2種類以上の方法を組み合わせて地盤調査を行います。
地盤調査は解体工事の前後に実施することも珍しくありません。特に建て替えの場合は、解体工事を行う前に地盤調査をすることで建て替えに必要な予算を把握しやすくなります。