複写・模写ではなく、紙に直接描かれた図のことを「原図」といいます。
建物の設計図において原図と呼ばれる場合は、修正前の最も基準となる図面を指します。
原図は丁重に扱い保管されるべき最も重要な図面とされています。パソコンやコピーが普及する前は原図にトレーシングペーパーを重ねてトレースし「第二原図」と呼ばれる図面を作成してから、青焼き(青色感光紙に焼き付ける複写方法)による複写をしていました。
現在はCADによる製図が一般的となっており、工事契約時の図面を原図と呼ぶことが一般的です。その場合、CADデータと製本した図面の双方を保管することが多いようです。