鉄筋コンクリート製の支柱を建て込み、支柱間にコンクリートの平板を落とし込んだ構造の塀を「万年塀」といいます。正式名称は「鉄筋コンクリート組立塀」です。
支柱には控えが斜めに設置され、基礎も深く埋め込まれるので、頑丈な塀として知られています。ただし年月の経ったものは内部の鉄筋が錆びるなど経年劣化を起こす可能性があります。
解体の際は、重量があることや鉄筋やメッシュ補強が入っていることから、解体費用が高価になる傾向があります。
万年塀は1970年代頃までに多く建てられてきた構造ですが、近年は施工・撤去が安価に出来る「ブロック塀」を設置する割合が多くなっています。