躯体とは、建築物などの構造を支える骨組みや構造部分そのものを指す言葉です。
建築物などの基礎・土台や柱などが躯体に当てはまりますが、こうした躯体を解体する工事を躯体解体と呼び、内装の解体工事や付帯する工事とは分けて実施されます。なお、内装の解体工事では設備などを撤去した躯体のみの状態をスケルトンと呼ぶ場合があります。
躯体は、主要構造部の材質によって木造・鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)の3種類に分けられます。もっとも工事費用が安いのは木造の躯体解体で、S造・RC造の躯体解体は費用が高くなる傾向にあります。RC造などは木造と比べて耐久性に優れる反面、解体に時間がかかることもあります。