罹災証明とは、地震や台風、火事などの災害によって建物が被害を受けた際に被害を証明するための書類です。罹災証明書とも呼ばれており、書類を受け取るためには被害認定を受ける必要があります。
罹災証明の発行元は、被害を受けた災害の種類によって異なります。地震や台風など自然災害に関しては市区町村の役所が証明書を発行しますが、火災の場合は消防署が発行元になります。
申請後は調査員による調査が行われ、被害が確認された場合に罹災証明が発行されます。なお、罹災証明は被害規模によって基準が分かれており、保険金や各種税金、支援金の支給額などに影響します。
罹災証明は災害によって被害を受けた建物を解体する際にも必要です。災害によって被害を受けた建物を解体する場合は、通常の解体工事とは廃棄物の処分方法や手続きが異なります。そのため、解体工事の発注前に罹災証明を申請しておく必要があります。