建設工事の積算でつかわれる用語で、単位あたりの作業にかかる作業手間や作業日数を数値化したものを「歩掛かり」といいます。
例えば、1㎥当たりの土を掘削するために作業員1人が半日作業すると想定した場合(0.5人工)、歩掛りの数値は0.5(人工・日/㎥)となります。その数値を用いると、掘削する土の量に応じた人件費の算出が容易になります。もし最終的に20㎥の掘削が必要となれば、20㎥×0.5(人工・日/㎥)=10(人工・日)となり、1人の作業員だと10日かかる作業であると想定して費用を計算できます。
工事の見積りを行う際はどんな人材が何日作業するかを想定して人件費を算出しますが、歩掛りはその根拠となる数値となります。