最終処分場とは産業廃棄物が最終的にたどり着く場所のことで、解体工事で排出された産業廃棄物を安全に処分するための施設となっています。最終処分場をゴミ埋立地などと他の呼び方をする場合もあります。
産業廃棄物はまず中間処理施設へと運搬され、分別や破砕などの処理を行います。中間処理施設でも処理しきれない産業廃棄物は廃棄物処理法に規定された方法での処理が義務付けられており、そのほとんどが最終処分場で処分されます。
最終処分場は安定型と遮断型、管理型の3種類に分けられます。安定型最終処分場は廃プラスチックやゴム、金属などの安定5品目を処分するための処分場です。
遮断型最終処分場は、処分場の底と壁面部をコンクリートで固めたり屋根を設けたりして有害物質が外部へ漏れないような構造になっています。鉱さいや燃えがらなどの基準値を超える有害な産業廃棄物の処分に使用されています。
管理型最終処分場は、遮水シートなどを底面に敷くか、浸出水処理施設が設置された処分場です。汚泥や紙・繊維くずなどが埋め立てられています。