床から一定高さの水平断面を真上から見下げた図または真下から見上げた図で、建物の骨組みや表面の仕上りを示す図面を「伏せ図」といいます。同じ水平断面の図である平面図と似ていますが、平面図は間取りを表す目的であるのに対して、伏せ図は建物の構造や骨組みを表す目的があります。
解体工事の際には、建物の外からは確認できない構造骨組みを把握するために利用される図面です。
代表的な種類として、見下げた図は「基礎伏せ図」「床伏せ図」「屋根伏せ図」、見上げた図は「天井伏せ図」「梁伏せ図」などがあります。構造体の要素ごとに分けて図面化されるというのが特徴です。