建物の床に載せる物品の重さや人間の重さを合計した荷重を「積載荷重」といいます。
積載荷重は平米あたりの重量で表し、単位はN/㎡・kN/㎡( N=ニュートン)で表記します。
構造計算では積載荷重をあらかじめ想定して構造部材を決定しますが、床に載せる家具や設備機器・人の数などは重さや位置が状況により変わります。そのため、建築基準法では部屋の用途によって積載荷重の基準値が定められていて、倉庫などは積載荷重が重くなります。
解体工事を行う際は想定された積載荷重を超えた重機を床に置くことができないため、事前によく調査をして工事を計画することが大切です。