鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)とは、鉄筋と鉄骨、コンクリートの3つの建材を使用した建築物のことをいいます。
柱や梁の部分に鉄骨を使用し、鉄筋を組み込んでいる点が特徴です。その周辺をコンクリートで固めることで他の構造よりも高い強度と耐火性、耐震性を実現しています。
更にRC造と比べて柱の数が少ないため、設計・間取りの自由度も高くなっています。
しかし素材自体の重量が重く、建設する際は基礎の部分を通常よりも大きくする必要があります。それに伴い建築費用が高額になる傾向があるため、構想建築物以外で採用されることはあまりありません。
解体工事に関しても、他の構造に比べて費用が高くなる傾向があります。工事の規模が大きく作業工程も複雑になりやすいため、工期も長期間に及ぶことが一般的です。