ビルや住宅の建物の最下部に作られる「基礎」は地盤を固定する土台です。人間の体に例えると足腰に当たり、柱や梁などからの負荷を地盤に伝えて建物を支える役割があります。
基礎は直接基礎と杭基礎に大別されますが、直接基礎にはさらにいくつか種類があり、住宅では独立基礎、布基礎、ベタ基礎のいずれかを用いるのが一般的です。
住宅の基礎は1990年代までは布基礎が主流でしたが、近年では作りがより頑強なベタ基礎が主流になっています。しかしベタ基礎はコンクリートの使用量が多く解体時の廃材も大量であるため、布基礎を使用した古い住宅と比較して解体費用が割高となります。