ミンチ解体とは、建屋を重機で壊しながら一気に解体する手法です。重機を使うことで工期の短縮が可能で費用も安くすむため、多くの解体工事で採用されていました。
しかし2002年建設リサイクル法が施行され、ミンチ解体を行うことは原則禁止となりました。
ミンチ解体では建屋を一気に壊すため、建物に使われているコンクリートや木材、ガラスなどの資材が一気に解体されます。しかし解体された廃棄物はアスベストなどの有害物質が含まれている可能性があるのにも関わらず、分別処理を行うことも困難でした。
このようなことから現在ではほとんどの解体業者が法令に従い分別解体を行なっていますが、稀に違法なミンチ解体を行っていたり、廃棄物を分別せずに不法投棄している悪徳業者も存在しています。このような悪徳業者を避けるために、見積もり額が極端に安い業者には依頼しないなどの対策が必要です。