崖や盛土・高低差のある土地の斜面が崩壊するのを防ぐために設置する壁状の構造物を「擁壁」といいます。
基礎は地中に埋め込まれていますが、壁面は鉄筋コンクリートやコンクリートブロック・石などで作られています。
擁壁は土圧や水圧・敷地に建つ建物の荷重や、地震による振動などさまざまな圧力を受けるため、非常に頑丈につくられています。そのため、解体や補修をする工事は高額になります。
また、災害時の敷地の安全性に大きく関わる構造物のため、宅地造成等規制法や自治体の条例などで擁壁の技術基準が定められています。
擁壁に関わる工事を行う際は、自治体への許可が必要なケースもあります。