小運搬とは、解体工事現場などで排出された廃棄物を運び出す作業のことです。主に道路が狭くてトラックが入れない場所や、大型車両が侵入できない高低差のある現場などで行われます。小運搬は手作業で行う場合がほとんどで、廃棄物を近くに停車したトラックまで運び出します。
一般的な解体工事現場では、廃棄物をトラックに乗せて処理場まで運搬します。現場の敷地や隣接する道路が広い場合は廃棄物は重機を使ってトラックへ積みますが、重機での積み込みが困難な現場では小運搬が行われます。
小運搬が必要な解体現場は大型車両や重機が入れないところがほとんどで、工期が長くなるほか、解体工事費用も通常と比べて高い傾向があります。なお、小運搬する距離が長くなるほど解体工事費用も高額になります。