マニフェストとは、解体工事で発生する産業廃棄物の流れを管理、記録するための伝票のことです。
解体工事では必ず廃棄物が発生しますが、廃棄物がどのように収集・運搬され、最終的にどこで処理されているかを可視化し、流れを記録することがマニフェストの目的になっています。
マニフェストの使用は義務化されており、マニフェストの不交付や内容の虚偽記載、未記載を行なった場合は罰則の対象となります。
マニフェストは複写式伝票の紙で作られたものと、電子マニフェストの2種類があります。複写式伝票は保管票から最終処分票まで7枚綴りになっています。一方の電子マニフェストは情報処理センターで集中管理されており、伝票受け渡しなどの一連の処理をコンピューターで行っています。ただし電子マニフェストは排出事業者・運搬業者・処分業者の3者がJWNETへ加入している場合のみ利用可能です。