古くなった自宅を解体する予定ですが、築年数が経過しているため解体工事の前にアスベストの成分分析調査を行う必要があると業者から言われました。
アスベストの調査や分析には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?また、費用を節約する方法などはありますか?
目次
アスベスト検査にはアスベストの含有率分析や粉じん濃度測定などがあり、検査費用は検査する項目によって異なります。
アスベスト含有率分析検査は、検体の中のアスベストの有無や含有率を分析する検査になり、通常は解体工事前に行います。
アスベスト粉じん濃度測定検査は、大気中のアスベスト粉じん濃度を測定する検査です。しかし解体工事の場合、アスベスト粉じん濃度検査を行うことはあまりありません。
まずはじめに、サンプルの採取を行います。
サンプルの採取はでは、解体工事を行う建物の瓦や外壁など、アスベストが含まれる可能性がある建材を3センチ程度切り取る必要があります。
その際、通常は解体工事の依頼主が採取を行います。
この際、採取したサンプルに建材の種類や建物名、採取した部位や日付などを記入します。
建材のサンプルを採取する際には切り出した際に粉じん等を吸い込まないように、必ずマスクを着用して行うことが大切です。
アスベストの分析調査を行っている専門機関に、採取したサンプルのアスベスト検査を依頼します。この際の費用相場は3万~5万円程度となります。
専門機関にてアスベスト検査を実施します。
アスベスト検査の分析には、アスベストの有無のみを調べる検査とアスベストの含有量を調べる検査があります。
解体工事を行う際のアスベスト検査ではアスベストの有無さえ分かれば良いこともあり、定性分析だけを行うことが一般的です。
通常は検査依頼をしてから1~3営業日で結果が出ますが、検査を依頼する時期や検査対象によっては最大で1週間程度かかることもあります。
専門機関より検査結果を記載した報告書が送付されます。
アスベストの検査費用は検査機関によって異なるほか、解体工事業者に依頼する場合は、サンプルの採取や検査依頼などを代行してもらうための費用が発生することがあります。
解体工事業者から提示された検査費用があまりに高額である場合には、自分で専門機関に依頼しても良いでしょう。
解体工事前のアスベストの検査費用に対し、補助金を支給している自治体もあります。
アスベスト調査については、以下の記事を参考にしてください。
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