解体工事費用を安くするための値引き交渉の方法や注意点などはありますか?

  よくある質問

解体工事の見積もりを複数の業者から取得する予定ですが、少しでも解体工事費用を安く抑えたいため、業者側に値引き交渉をしたいと思っています。

値引きのポイントや方法などがあれば知りたいです。

業者側に予算を伝えることで値引き交渉が円滑に進むことが多いようです。まずはご自身の予算を伝えましょう。また、見積もり書の項目に漏れがないかを事前に確認することが大切です。

業者側に予算を伝えることで値引き交渉が円滑に進むことが多い

まずは見積もり項目の確認を行う‌

解体工事を依頼する際は、まず複数の業者から同じ工事内容で見積もり書を取得する必要があります。

複数の業者から見積もり書を取得することで工事内容や費用面などの比較検討ができ、値引き交渉などもスムーズに行えます。‌

また、値引き交渉の前には工事内容などの項目が正しいか、漏れがないかなどを必ず確認するようにして下さい。

見積もり書で確認したい項目

仮設工事費

見積もり書の中で一番最初に確認したい項目が、仮設工事費です。‌仮設工事費には、解体工事の際に使用する足場代や養生シート、防音シートなどの費用が含まれます。

建物の解体費

建物の解体費も、解体費用の中の大きな割合を占めています。‌

解体工事の際の解体費用は「解体費用」「取り壊し費用」「本体工事費用」の3つに分類されます。

これらは建物の解体にかかる費用ですが、建物の規模や築年数、立地条件によっても大きく異なります。

付帯工事費

建物以外の部分を解体する際にかかる費用のことを、付帯工事費と呼びます。

ブロック塀やフェンスの撤去、カーポートの解体や浄水槽の撤去にかかる費用が付帯工事費用にあたり、見積もり書には建物の解体費用とは別の項目で記載されています。

しかし解体業者によっては建物の解体費用と付帯工事費用を一緒に記載していることもあるので、事前に業者側に確認をするようにしてください。

また、付帯工事費用とは記載せずに「フェンスの撤去費用」や「カーポート解体費用」と記載していることもあります。

廃棄物処分費

解体工事の際に発生した廃棄物を処分する費用のことを「廃棄物処理費」と呼びます。

解体工事で発生する廃棄物には一般廃棄物と産業廃棄物の2種類があり、建物の解体で発生した木くずやガレキ、コンクリートガラなどは全て産業廃棄物にあたります。

建物の中に残されたテレビやエアコンなどの家電、不要になった家具などは一般廃棄物として処理されます。

いずれにしても解体業者が処分をする際は、各自治体の許可が必要です。

中には産業廃棄物として処理を行わずに収集運搬許可を得ている下請け業者に廃棄物の処分を依頼する業者もありますが、その場合は手数料が余分にかかることもあります。

諸経費‌

見積もり書の中に記載された「諸経費」には解体業者の交通費や燃料代のほか、解体工事で得られる予定の利益が含まれています。

諸経費の目安は解体費用の10%であることが多いようですが、内訳を記載していない業者も多いため、疑問がある場合は業者側に内訳の提示を求めると良いでしょう。

その他

その他の項目では、交通整理を行うガードマンの人件費や、駐車スペースがなく近隣に駐車場を借りる場合の駐車場代などが挙げられます。

見積もり書を元に値引き交渉を行う方法‌

ここでは、実際に値引き交渉を行う際のポイントについて解説します。‌

値引き交渉の際は、相手の気分を害さない範囲で交渉することが重要です。また、見積もり書を提示する際は他社の会社名や担当者名を伏せた上で交渉を行いましょう。

契約したい業者の見積額が一番安い場合‌

契約したい解体業者の見積もり額が一番やすい場合は、こちらの予算を伝えた上で「少し予算からオーバーしていること」を伝えると良いでしょう。

契約したい業者より安い業者があった場合

契約を希望している解体業者よりも見積もり額が安い業者があった場合は、その見積もり額を引き合いに出した上で「値引きへの協力」をお願いしてみましょう。

このような場合は契約前提での交渉となるため、協力してくれる可能性が高いでしょう。

値引き交渉とともに確認しておきたい重要項目

値引き交渉とともに確認しておきたい重要項目

値引き交渉の際は、費用面以外にもいくつか確認しておきたい重要な項目があります。

近隣住民への挨拶

解体工事を依頼する前に確認しておきたい項目の一つとして、近隣住民への挨拶の有無が挙げられます。

解体工事の際は重機の音などの騒音が発生するため、近隣住民とのトラブルにつながるケースも少なくありません。

そのため、事前に近隣挨拶を行い、解体工事の日程や連絡先などを伝えておく必要があります。

通常は解体業者と施主が一緒に挨拶回りを行いますが、念のため近隣挨拶の有無を確認しておいた方が安心です。

申請等の手続き‌

解体工事を行う際は、工事前と後に各種申請や手続きを行う必要があります。‌

特に解体工事後は自治体側に解体工事完了の報告義務がありますが、この手続きについて業者側のサポートがあるかどうかを事前に確認する必要があります。

追加費用発生の有無‌

解体工事では、見積もり書に記載された費用以外の追加費用が発生する可能性があります。

業者によっては事前に追加費用が見積もり書の内容に含まれている場合もありますが、不明な場合は事前に確認しておいた方が良いでしょう。

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この記事のライター

解体エージェント 編集部

こんにちは、解体エージェント編集部です。「最適な解体業者との架け橋に」をコンセプトに、解体工事をトータルでサポートする解体エージェント。コラムでは、業者の選び方や工事前後の手続き、気になる解体工事の費用相場まで、解体工事にまつわる皆さまのさまざまな疑問にお答えします。解体工事の専門アドバイザーによる有益で信頼できる情報をお届けしますのでぜひ参考にしてください。

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