解体工事を予定していますが、解体に使用する重機のサイズや種類を知りたいです。
目次
一般住宅の解体工事で使用される重機のサイズは8種類あり、それぞれに用途や特徴があります。
解体工事に使用されている重機の中で最も小さいサイズは「ミニサイズ」と呼ばれ、0.1㎥サイズよりも小さく、大型重機が入れない道路幅や入り口の場合に使用します。
ミニサイズの什器は小回り性能が高く使い勝手も良いため、さまざまな現場で幅広く使われていることが特徴です。
ミニサイズの重機の次に小さく、コンマイチとも呼ばれています。
0.1㎥サイズの重機にはミニユンボなどが挙げられますが、ミニサイズの重機とそこまで大きさに差はなく、ほとんどの業者が0.1㎥サイズの重機を保有しています。
0.15㎥サイズの重機は「コンマイチゴー」とも呼ばれており、コンマイチサイズの重機よりも少し全長が長い事が特徴です。
4tトラックに乗せて走ることも可能で大型の重機よりも運搬が簡単なことから、幅が狭い道路の現場でも活躍しています。
また、油圧ショベルと比較すると作業がしやすく小回りがききやすいというメリットがあります。
木造住宅の解体工事で多く用いられる0.2㎥サイズの重機は、これまでに紹介してきたコンマイチやコンマイチゴーサイズと同様に小回り性能が高く使いやすいことが特徴です。
解体工事で最も多く使用されている0.25㎥サイズの重機は「コンマニーゴー」とも呼ばれています。
0.2㎥サイズの重機とはほぼ幅は変わらないものの全長が長いため、0.25㎥サイズの重機を購入する業者の方が圧倒的に多いことも特徴です。
木造住宅の解体工事に向いているとされている0.25㎥サイズの重機ですが、大きめのトラックに積む必要があるため、密集した住宅街での使用にはあまり向いていません。
0.45㎥サイズの重機はやや大ぶりで「コンマヨンゴー」と呼ばれています。
コンマニーゴーよりも幅が1メートル大きくなるので、その違いは一目瞭然です。
0.45㎥サイズの重機はアパートや工場など、少し大型の建物の解体工事で多く使用されています。
また、木造住宅ではなく鉄筋コンクリートなどの解体工事に向いていることも特徴です。
0.7㎥サイズの重機は「コンマナナ」と呼ばれていて、油圧ショベルの中では最も大きなサイズです。
全長は10メートルにもなるため、高さがある建物の解体工事に適しています。
また、コンマヨンゴーと同じく工場やアパート、鉄筋コンクリートなどの解体工事で多く活躍しています。
しかし大型であることから運搬が難しく、広いスペースを確保できない限りはなかなか使用されない重機でもあります。
ここでは、ビルや大型建造物の解体工事に使用される重機の種類を紹介します。
重機のアーム部分が長く設計されているロングアームは、高いところの解体工事に適している重機です。10メートルほどの建物であれば、ロングアームで解体する事ができます。
アーム部分の接合点が他の重機よりも多く、ロングアームよりもさらに高所の作業を行うことができます。
15メートルほどの高さであれば、ロングアームよりもツーピースアームの方が適しています。
アーム部分の接合点が複数箇所存在するロングフロントは、ロングアームやツーピースアームよりもさらに上の高さまでアームを伸ばすことができます。
40メートル〜50メートルの建物まで対応可能で、階数に換算すると10階建て〜17階建てに該当します。
また、さまざまなアタッチメントを付け替えることで建物を効率的に解体したり、建物の柱を切断したりすることも可能です。
日本の主要重機メーカーは以下の通りです。
また、上記以外にもさまざまな重機メーカーが存在しています。
どのメーカーがどのような重機を製造しているのか、興味がある方は一度調べてみると良いでしょう。
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