家の建て替えに伴う解体工事を予定していますが、ブロック塀やフェンス、カーポートを新しい家に再利用することはできるのでしょうか?
新しい家の大きさに合わせてカットしてもらえるかも知りたいです。
目次
解体する家のブロック塀やフェンス、カーポートなどは再利用が可能ですが、再利用する際には状態をチェックする必要があります。
特に築年数が経過している家で使用していたフェンスやカーポートなどは、経年により劣化している可能性もあります。
そのような場合は安全性への懸念もあるため、再使用できるかどうかを事前に業者側に確認してください。
また、築年数が経過したブロック塀も同様に、経年劣化によって痛んでいる可能性があります。
劣化したブロック塀は倒壊の危険性もあるため、再利用を検討する際は安全性について再検証する必要があります。
ブロック塀を再利用する際は、設置された時期や劣化症状によって再利用できるかどうかを判断することが大切です。
ブロック塀の耐用年数は約30年といわれていますが、立地条件やブロック塀の品質によっても異なります。
特にひび割れや変色を起こしているブロック塀の場合の再利用はおすすめできません。
また、ブロック塀に対する耐震基準が1981年の建築基準法改正時に定められているため、1981年以前に設置されているブロック塀は耐震基準を満たしていない可能性があります。
そのため、1981年以前に設置されたブロック塀に関しては再利用せずに撤去したほう良いでしょう。
フェンスは素材から耐用年数を確認することができます。
木製フェンスでは3〜5年、樹脂製のフェンスは20年前後が耐用年数といわれていますが、アルミフェンスは破損などがない限り半永久的に使用できるといわれています。
また、フェンスは比較的加工がしやすいため、新しい家の大きさに合わせてサイズを調整することもできます。
しかしフェンスの柱はブロック塀などにセメントで固定されていることも多く、解体の際に破損させてしまう可能性もあります。
そのため、再利用のためにフェンスを撤去する際は細心の注意を払って作業を行う必要があります。
カーポートはフェンスと同様に、素材から耐用年数を割り出すことができます。
一般的なカーポートの場合はアルミ素材のものが多く、破損がない限り半永久的に使用できるといわれています。
しかしカーポートの屋根に使用されているポリカーボネート板などは経年劣化によって強度が失われていることも多く、5年以上使用しているものに関しては注意が必要です。
ブロック塀やフェンス、カーポートなどを再利用する際には、新しい家の大きさに合わせた加工が必要です。
ここでは、再利用する場合のカット方法を紹介します。
ブロック塀をカットするには、コンクリートハンマーやディスクグラインダーなどの電動工具が必要です。
ブロック塀の大きさは一般的に400mm×200mmですが、ブロック塀の大きさに合わせた場所でカットしたほう良いでしょう。
また、ブロック塀をカットする際は粉砕されたブロック塀の破片などが散乱するため、しっかりと周囲を養生してから行う必要があります。
フェンスをカットするには金工鋸や高速切断機などの工具が必要ですが、フェンスを設置した状態でのカットは危険なため、しっかりと固定した状態でカットする必要があります。
また、フェンスのデザインによってカットの難易度が変わります。
縦格子や横格子などのフェンスであれば簡単にカットすることができますが、パネルや目隠しフェンスの場合には加工費用などが増える可能性もあります。
カーポートをカットするには、フェンスと同様に金工鋸や高速切断機などの工具が必要です。
アルミ製の柱や梁のほか、屋根材となるポリカーボネート板の加工も必要となります。
カーポートは新しい家の大きさに合わせてカットすることができますが、既存のカーポートの種類などによって加工可能な範囲が決まっているので注意が必要です。
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