古家を土地ごと購入する予定ですが、新築住宅を建築する前に古家の解体工事を予定しています。
その際、古井戸や地中埋設物などが発見されると追加費用や処分費用がかかるため、土地の歴史について事前に調べたいと思っています。
土地の歴史の調べ方などがあれば教えてください。
目次
解体予定の土地の歴史の調べ方としては、昔の地図や閉鎖謄本、国土変遷アーカイブを見る方法などがあります。
また、長く住んでいる地元住民の方に聞く方法も効果的です。
昔の地図を調べることで、土地の歴史を知ることができます。
解体予定の建物がある自治体の図書館などで昔の地図を確認することができますが、地図上から過去にどのような建物が建っていたのか、どのような場所だったのかを確認することができます。
法務局で閉鎖謄本を取得する方法も、土地の歴史の調べ方として有効な方法です。
不動産や土地の歴史を調べるには登記簿を確認する方法が一般的です。
しかし、市町村の合併などによって住所がなくなってしまっていたり、データ化の際に登記簿が閉鎖されていることがあります。
そのため、土地の歴史を登記簿で調べられない場合には閉鎖謄本を取得することで土地の歴史を調べることが可能です。
国土地理院の国土変換アーカイブを確認し、土地の歴史を調べることができます。
国土地理院では明治時代以降の地図や航空写真を保管しており、空中写真の一部を国土変換アーカイブとして閲覧することが可能です。
そのような古い地図や空中写真を閲覧することにより、土地の昔の地形や建築物などを確認することができます。
地元住民への聞き込みも、土地の歴史を知る上で有効な手段です。
地元で長く住んでいる高齢の方であれば、昔の土地の状態から今日に至るまでの歴史について把握していることがあります。
そのため、昔の地図や写真では把握できない細かな情報を得ることができる可能性もあります。
建物が丘に建っている場合は、その土地が造成による切り土や盛り土である可能性があります。
切り土や盛り土の場合は地盤が軟弱であることが多いため、注意が必要です。
河川や池、沼などの埋立を行った土地の場合には地盤が軟弱なことが多く、地耐力が低かったり湧水が生じる可能性もあります。
また、台風などの豪雨災害の際に被害を受けることもあるので、注意が必要です。
埋立地の場合、解体後の建て替え工事の際に地盤改良などの費用が必要になることがあります。
また、昔の土地の利用方法によっては地下埋設物などが出てきてしまうこともあります。
お墓として利用されていた土地では心理的な問題が発生することがあります。
また、遺跡跡地などでは地中埋設物が出土する可能性もあります。
解体工事中に地中埋設物が発見された場合には、土地の購入後であっても工事が中断される可能性もあります。
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