解体工事の前に敷地内に残っていた古井戸の息抜きを行なった際に塩ビ製の息抜きパイプを古井戸に挿したのですが、この息抜きパイプはいつまで挿しておけば良いでしょうか?
また、自分で抜いても問題はないのでしょうか?
目次
息抜きには、二つの理由があります。
一つは、井戸に宿っている・眠っているとされる神様を外に出られるようにする、または呼吸ができるようにする意味合いで行われる息抜きです。
もう一つは、井戸の中に蓄積している湿気やガスを逃すための経路を確保するために行われる息抜きです。
どちらの理由で息抜きを行ったかによって、息抜きパイプの処理方法が異なります。
古くから日本には井戸の中には水神様が宿っていると伝えられており、井戸を解体・撤去する際にはお祓いや御祈祷などを行う文化が残っていました。
そのため、井戸の解体を行う際は慣習に沿った息抜きを行うケースも少なくはありません。
神様が呼吸をできるように、外に出ることができるように息抜きを行った場合は、家族の中で最も信心深い方の意見に従い、息抜きパイプの処理を行いましょう。
特に慣習に沿った息抜きの場合、勝手にパイプを抜いてしまうと親族間のトラブルが生じる可能性も考えられます。
また、ご家庭によっては息抜きパイプを抜く際に御祈祷を行うこともあります。
井戸の内部に湿気やガスが蓄積したまま解体工事を行うと地盤に悪影響をもたらすことがあります。
そのため、井戸内にガスや湿気が蓄積している場合は、必ず息抜きを行う必要があります。
このような理由で息抜きを行った場合、息抜きパイプを抜く時期に明確な決まりはないため、いつ抜いても問題ありません。
もしも息抜きパイプを抜いても良いのかご不安な方は、念のため施工業者に確認を行うと良いでしょう。
息抜きは専門業者に依頼をすることも可能ですが、慣習的な理由で息抜きを希望する方は神社やお寺に依頼を行うことも可能です。
\ 見積もり後のお断りも大丈夫 /
2022年04月05日
住宅の解体工事を行う際には、解体工事の前に浄化槽の汲み取りが必要です。 汲み取りを行わないまま解体工事をしてしまうと溜まった生活排水が地下に流れ出てしまい、地下水や土などに悪影響を与えてし...
2022年04月05日
建物の解体を検討しているのですが、建材にアスベストが含まれていた場合は解体費用が高額になると聞いたため、アスベスト含有の有無を自分で調べる方法が知りたいです。 アスベスト含有の有無は建物の築年...
2021年04月23日
家屋の解体工事は一般の方でも何となくイメージできると思いますが、駐車場の解体工事となるとイメージできる方が少ないのではないでしょうか。 駐車場にはアスファルトやコンクリートで舗装されただけの...